第14回 中四国臨床工学会
The 14th Annual Meeting of Clinical Engineering Chu-Shikoku Society
委員会企画
委員会企画1 Y-CUP委員会
会場
第1会場
日時
10月1日(土)15:10~16:10
テーマ
緊急記者会見!各県技士会の実態とZ世代の本音
皆さんは、世代ごとに呼び名があることはご存じであろうか。各世代でX世代(1965~1980年)、Y世代(1981~1995年)、Z世代(1996~2015年)と呼ばれ、それぞれ価値観や考え方が異なるため、世代間格差(ジェネレーションギャップ)が生まれてしまう。長期化しているコロナ禍は、対面活動の制限や職場内の交流減少などに拍車をかけ、若手技士や養成校学生(Z世代)は将来への不安や悩みが募り、世代間格差の増大が懸念されている。
本企画では、コロナ禍において技士会がどのような活動を行ってきたのか若い世代に知ってもらい、企画後半には記者会見形式のディスカッションを行うこ とで各世代の未来像や不安・悩みなど、本音でぶつかり合うことで臨床現場や技士会活動について互いに考えるセッションとしたい。
委員会企画2 日本臨床工学技士連盟
会場
第4会場
日時
10月1日(土)16:15~17:15
テーマ
臨床工学技士の未来を作る方法 ~想いをカタチにする~
医療の発展の過程で医療機器の著しい高度化のもと、生命維持管理装置の安全性を確保する必要性から臨床工学技士が誕生した。設立から30年が経過したが社会の認知度は高いとは言えない。今後一層医療機器を安全に使用するための臨床工学技士の必要性を訴えるために、職能団体の一員として我々は何をすべきだろうか?
本企画は、医療職能団体として業務拡大に欠かせない法令改正に必要な活動「政治活動」に焦点を当てたものである。臨床工学技士として法令改正・告示研修開催にどのようにして取り組んだのかを、日本臨床工学技士連盟の視点から解説してもらい、さらには、地方連盟の先駆者をお招きし、創設の経緯やビジョンを紐解いて解説してもらい、以て中四国の臨床工学技士の連盟活動の在り方や、地方県技士会の我々が何をすべきかを考えるきかっけとなるセッションとしたい。(文責 西江和夫)
委員会企画3 循環ME委員会
会場
第4会場
日時
10月1日(土)13:00~14:00
テーマ
タスクシフト・シェアを見据えた臨床工学技士の清潔補助業務について
医師の働き方改革を進めるための タスク・シフト/シェアにおいて、近年増加している臨床工学技士の清潔補助業務に関し、「臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修」においても、手術分野における清潔操作や鏡視下手術のカメラ保持・操作が研修内容とされている。
しかしながら、告示研修を修了してもすぐに清潔補助業務に介入することは院内の取り決めや他職種との役割分担などハードルが高く容易ではない現状である。
その様な状況の中、各領域で先駆的に清潔補助業務を行っている施設に清潔補助業務参入の経緯や現在の業務内容について、紹介していただくとともに、今後介入を考えている施設の参考となるような意見交換を行えるセッションとしたい(文責:水津英仁)
委員会企画4 組織率向上&会員活性化委員会合同企画
会場
第1会場
日時
10月2日(日)13:25~15:30
テーマ
臨床工学のSDGsを考える~持続可能な職種となるために~
臨床工学技士法が改正され、告示研修が進む中、各施設の告示研修参加状況はいかがだろうか?医師の働き方改革は待ったなしでやってくる。また2024年には養成校のカリキュラムが変わり2027年には新カリキュラムを履修した臨床工学技士が世に登場する。多様化する医療・社会に対応するた め、臨床工学技士も変わらなければならない。我々がまさに持続可能な発展(SDGs)を遂げるため、今できることは何かを考え、行動する必要がある。従来の呼吸・循環・代謝におけるスペシャリティはそのままに、他領域他分野でどのように発展させるか、今まさに臨床工学のSDGsが求められている。
本企画では、改めて臨床工学技士法が改正されたこと、告示研修や業務実態調査の必要性を発表してもらい、現状の告示研修受講状況やアンケート回答状況が及ぼす影響に言及する。次に、この告示研修をきっかけに院内で新たな領域で活躍の場を広げた施設の状況や、次期法改正を狙った動きを報告してもらうことで、臨床工学を持続可能な職種にするために必要な事を今一度考え直すセッションとしたい。
(文責:佐々木慎理)
委員会企画5 中四国臨床工学技士会連絡協議会 学術委員会
会場
第3会場
日時
10月2日(日)9:00~10:00
テーマ
中四国臨床工学会BPA受賞者が語る研究のノウハウ
中四国臨床工学会では,BPA(Best Presentation Award)を設け,一般演題と学生演題に対してそれぞれ審査を行い,優秀な発表に対して顕彰を行っています。BPAの受賞を目指してチャレンジされている方も多いと思いますが,中には一人の方が複数回受賞している例も見られます。事前審査の段階では,発表者名をふせた状態で審査を行っているため,BPA候補になる段階では忖度なく演題が選出されています。
そこで,このセッションでは,中四国臨床工学会で過去に最優秀賞を受賞された3名の方にご登壇頂き,研究の遂行方法や発表方法,苦労したこと,他の方にとって参考になると思われることなどについてお話し頂く予定です。
また,座長は中四国臨床工学技士会連絡協議会の学術運営委員会メンバーが担当しますので,事前審査に当たってどのような点に着目しているかなどのお話も聞けるかもしれません。
BPA受賞を目指している方は是非,ご参加ください。
委員会企画6:meRcom委員会
会場
第3会場
日時
10月2日(日)10:05~11:05
テーマ
男女が共に活躍できる社会へ ~あなたらしいWork&Life Balanceを!~
男女共同参画meRcom企画では「男女が共に活躍できる社会~あなたらしいWork&Life balance~」をテーマとして、パネルディスカッションを開催します。男女共同参画とは、職場、家庭、地域などで性別にかかわらず、個性と能力を十分に発揮し喜びや責任を分かち合うことができることです。女性でもしっかり働いて昇進もしたい!男性でも育休を取得したい!でも今の職場環境では難しい?岡山県臨床工学技士会で行ったアンケート結果においても、男女共同参画の項目ではCEならではの現状と課題が垣間見えました。本講演では、両立支援や女性活躍、男性育休などが推進されている男女共同参画の意義から実際の取り組みまで様々な立場の演者の方にご講演をして いただく予定です。参画とは、方針の立案や計画に加わることを意味しています。自分の考えを発言し、積極的にかかわることで“参加”ではなく“参画”となります。皆さまの“働き方”がより充実した豊かなものになるきっかけ作りに“あなたらしいWork&Life balance”について一緒に参画したいと考えています。
委員会企画7 血液浄化委員会
会場
第3会場
日時
10月2日(日)13:25~14:25
テーマ
腎代替療法を紡ぐ~腹膜透析って何?CEとしてできることは?~
皆さん血液透析は良く知っていると思いますが、腹膜透析についてはどこまで知っていますでしょうか?
透析導入期加算の見直しや腎代替療法指導管理料の新設、腹膜透析と血液透析を併用する場合の要件の見直しなど、血液透析のみならず腹膜透析や腎移植などの選択が重要視される傾向にあります。さらには、腎代替療法専門指導士が腎代替療法共通の医療専門職種の新資格として創設されるなど、血液透析だけでは不十分な時代がそこまできています。臨床工学技士が関わる透析業務として血液透析と比較すると、療法選択ならびに腹膜透析は圧倒的に経験値が不足していると考えられます。そこで本委員会企画の目的として、これから求められる透析療法に目を向けて学ぶきっかけの一助になればと考えて、腹膜透析を中心に腎代替療法指導士の話も交えながら企画しました。医師、看護師、臨床工学技士それぞれの視点から腹膜透析に関するお話が一度に聞 けるため、とても「有意義」かつ「ためになる」時間になると思います!!(文責:白髪裕二郎)
(一社)岡山県臨床工学技士会 呼吸療法委員会主催
会場
オンデマンド開催
日時
2022年10月12日~11月10日(オンデマンド期間)
テーマ
第22回呼吸療法セミナー
『令和4年度診療報酬改定』に伴い、集中治療業務へ専従・専任で携わるCEも今後増えることが予想されます。そこで、今回は急性期の呼吸療法に関する内容を中心として、集中治療に関する多領域のトピックスを盛り込むことで、多職種で呼吸療法に関する知識を共有し、深めたいとの思いで企画しました。
前回開催時に非常に好評であり、参加者からの要望も大きかった『画像診断』、呼吸不全と密接に関係する輸液、CRRTなどを含めた『体液管理』、努力呼吸の程度や臨床上の問題点、設定へのフィードバックや呼吸管理に『CEとしてどのように携わるか』、そして、集中治療室で難治性の呼吸不全や循環不全による終末期に最後まで人として輝きを持って生きていくには、どのようにしたら良いのか、看護師視点での患者理解と『本当に必要な呼吸療法』をテーマに講演頂きます。また、10/2(日)現地開催予定の日本光電株式会社によるNPPV専用機に関するランチョンセミナーも呼吸療法セミナー内で配信予定としています。皆様のご参加心からお待ちしております。(文責:有安祥訓)
≪取得可能単位≫3学会合同呼吸療法認定士 (25点/1日)
※本セミナーはオンデマンド開催です。
※事前参加登録が必須です、注意事項など学会HPをご参照下さい。
企業セミナー
スポンサードセミナー1
会場
第1会場
日時
10月1日(土)14:05~15:05
共催
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社
タイトル
「透析液濃度測定の標準化と血液ガス分析装置による透析液濃度管理のポイント~透析液の性質を理解する~」
内容
透析液は、直前に希釈調製されるため成分濃度(希釈混合比率)を管理する必要がある。
そのためには透析液の電解質が精確に測定出来る装置の使用が不可欠となる。
また、CDDSでは調製後の経時劣化をpHやpCO2で確認することも重要となる。
今回、分析装置を用いて透析液品質を管理する際のポイントについて説明する。
演者:元町HDクリニック 清水 康 先生
座長:重井医学研究所附属病院 北原 崇之 先生